中井貴一の宣伝でお馴染みのUCカード。
その会員に毎月送られてくる雑誌「てんとう虫」はタダのくせにおもしろい。

どのような雑誌かというと、3つくらいの大きな記事が柱になってる構成。
タイやロシア、イタリアなど、世界各国の記事が必ず一つあり、
あとは俳優やミュージシャンなどなど著名人のインタビュー記事。
加えて、思わず「へぇ~」と唱えてしまうような、文化的な記事の特集。

とりわけこの特集がおもしろい。
例えば、先月は「焼酎再見」っていう特集。
まぁ私はお酒があまり飲めないから、興味は薄かったけどさ。
でも、「再見」って題名だけみても、焼酎好きにはたまらない感じじゃない?

先々月くらいは、「生誕30周年ハローキティ」について。
キティの誕生から今までの歴史を網羅して、
社会学・色彩学・占星学から見た「キティが愛される理由」について、
コシヒカリを被ったコシヒカリキティや明太子キティ、各県のキティちゃんキーホルダー約100種類が写真つきで紹介されていた。
もう、山田五郎もビックリ、うんちくがいっぱいなのです。

で、今月の特集“日記事始”。
やっぱり自分がブログをやってるから、惹かれちゃうよね。
っていうか、見なきゃって義務感に襲われたね。

<内容>
・日本人がいつ頃から、どんな風に日記を書き始めたか
・偉人たちの日記の抜粋
・日記の種類(趣味をマニアックに、コラージュ、絵や写真日記、ただのメモ)
・日記帳
・日記の続け方
・インターネットの日記・ブログ

感情がほとんど出てない日記やら、感情が激しく出ている日記。
前者からも後者からも、書き手の性格が読み取れる。
毎日天気や起床時刻まで記録している人がいたら
その几帳面さがわかる一方、記録が抜けている日があったら「何かあったんだな」って
ちょっと推理小説みたいだ、だって。なるほどそうだ。
人の日記を読む醍醐味ですね~。
毎日食べた物を記録していたのは正岡子規で
「その旺盛な食欲に驚かされる」って書かれていて、
ちょっと私と似ているじゃんって思った・笑)
どんな歴史上の偉人でも、結局同じ人間だよな~って思った。
昔の人の恋愛日記とか、凄く興味ある。是非読みたいわな。
意外に激しくて、情熱がありそう。
家柄とか、しがらみが今の時代よりキツイから、きっと激しいはず・笑)
あと、嘘の日記を書いている人って絶対いるよね。
紀貫之の『土佐日記』なんか、男のくせに女のふりして書いてたっていうし。

「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」  冒頭の一文


もともと、私が日記を書いたキッカケは、人に読ませたいとかじゃなくて、
ただ自分の気持ちの整理とか、
いろんな日々のステキな出来事を忘れたくないとか、
文章が上手く書けるようになりたいとか、
ブラインドタッチができるようなりたいとか。
そんな感じだった。

でも、今日“日記事始”って特集を読んだら、
後でまとめ読みする楽しさ、後世に残す意義とか、ちょっと考えた。
いや、別に私は大物じゃないけど、後世って言うのは、孫やひ孫とかでもいいのよ。
日記からは色んなことが読み取れるんだと気付いたのよ。今さらだけど。

昔の日記を読み返すこととか、昔の写真を見るとかって
「あの頃は良かった」って、過去にしがみついてる感じで嫌だなって思っていたの。
「今を一生懸命生きて楽しんでいたら、過去なんて振り返っている余裕ないよ」って思って。
だからあまり昔の自分の日記を読もうとは思わなかったし。
そんな感じだったけど、覆されたね。
なんかどうしてそう思ったか、上手く説明できないけど、そんな感じ。

これからも、日記はできる限り続けたい☆

今日はいっぱい書きました。
みんなには、是非読んでもらいたい特集。
「てんとう虫」1月号どこかで頑張って入手してください!